Laravel+Vue.jsでSPA(シングルページアプリケーション)を作成した
今回作成したサイト 今回作成したサイトは以下のサイト。 ClubPage 私が所属している電子工作サークルのホームページを作った。 このブログからcssを流用しているので、見た目がだいぶ似ている。 構成 Laravel Vue.js バックエンドはLaravel、フロントエンドはVue.jsを使っている。 シングルページアプリケーションとは 今回はシングルページアプリケーション(SPA)という構成を採用した。 シングルページアプリケーションとは シングルページアプリケーション(英: single-page application、SPA)とは、単一のWebページのみから構成することで、デスクトップアプリケーションのようなユーザ体験を提供するWebアプリケーションまたはWebサイトである。必要なコード(HTML、JavaScript、CSS)は最初にまとめて読み込むか[1]、ユーザの操作などに応じて動的にサーバと通信し、必要なものだけ読み込みを行う。 Wikipediaより というものらしい。 これまでRuby on RailsやDjangoとかを使ってwebサイトを作ってみてきたが、どれも各ページ毎に、サーバ側でHTMLの生成を行うマルチページアプリケーションだった。 今回はLaravelでwebAPIを作成し、そのAPIから取得した情報を、Vue.jsを使ってブラウザ上に表示するような構成にした。 なぜSPAにしたのか 理由は1つで、今回参考にしたサイトがSPAを採用していたから。 今回参考にしたサイトは以下のサイト。 このサイトにあるチュートリアル、書かれている情報量がかなり多くて、これだけの情報をタダで得られるのが信じられない。 今回初めてLaravelとVue.jsを触ったが、このサイトのおかげで色々と基礎を学ぶことができた。 今回学んだこと、感じたこと インタフェース部とエンジン部の分離はやはり重要 今回の構成はAPI(Laravel)と表示部(Vue.js)を分離している。 たとえばhttps://home.lchika.club/api/tagsにアクセスすれば、Laravelの機能によって、タグの一覧をJSON形式で取得できる。 こういったAPIから取得した情報をVue.jsで処理して、ブラウザにレンダリングする。 このように分離することで、UIを変えたいときは、基本的にVue.jsの部分のみを修正するだけですむ。 Laravelの処理部は一切手を加える必要がない。 まあ、一般的なwebフレームワークを使っていれば、実装の分離は適切に行われているが、ある一部分のフレームワークをごっそり切り替えることはできない。 今回の構成では、例えばフロントエンドにReactを使いたければ、Laravel部分はそのままで、フロントエンド部分をごっそり切り替えられる(と思うけど、Laravel-mixとかの関係で難しいのかもしれない…)。 このように、インタフェースとエンジン部の分離で得られる効果はやはりでかいなと思った。 ローディング表示がないとwebサイトの質が落ちる これは個人的な印象かもしれないが、ローディング画面の表示はユーザにとって(ある程度)重要だなと思った。 現状ではローディング表示は実装していないため、読み込み直後は一部のコンテンツが表示されていないし、一部のコンテンツについては結構な時間表示されないことがある。 これはサイト利用者側からすると、違和感を覚える要因になり、満足度の低下につながると思った。 YouTubeとかもローディング中はコンテンツ表示部をグレーで表示したりしている。 最初はこれ意味あるのか?と思っていたが、今回自分でJavaScriptを多用したサイトを構築してみて、こういった対応も重要だなと思った。 WYSIWYGエディタの選定は毎回の課題 今回はブログのようなサイトを構築したので、フォームから記事を投稿できる必要があった。 さすがにHTML直打ちで入力はできないし、リッチテキストエディタを採用する必要があった。 毎回どのリッチテキストエディタを使うか苦労するが、今回も例に漏れず苦労した。 とりあえず今のところはCKEditorを使っている。 ただ、まだ課題があって、iframeの挿入が上手くいっていない。 いつも大体、リッチテキストエディタまわりは 画像の挿入 画像の整形 外部コンテンツの挿入 目次の作成 あたりで詰まっている。 今回はまだ目次の作成について考えていないので、目次が必要になった時に多分また詰まる。 SPAのパフォーマンス向上はバンドルサイズの削減こそ正義 今回作成したサイトのパフォーマンス向上については以下の記事に書いた。 最初特に何も考えずにサイトを作っていたら、パフォーマンスが崩壊した。 今もパフォーマンスが良いとは言えないが、バンドルサイズを削減することで、パフォーマンスが向上した。 こういったパフォーマンス向上のための施策は必要不可欠だなと感じた。 まとめ 今回はLaravelとVue.jsを使ってサイトを作った。...