Maker Faire Tokyo 2022に出展してきた。Maker Faire Tokyoは初参加になる。
出展内容
「固定砲台型射的ゲームHODAI」と「中に入っているものを記録・検索できる棚SShelf」を展示した。それぞれの展示について、以下詳細ページを作成している。
- 固定砲台型射的ゲームHODAI
- SShelf
展示時のレイアウトは以下のようにした。展示スペースの大部分を「固定砲台型射的ゲームHODAI」が占めている。的ユニットと砲台ユニットについては展示スペース後方に設置した折りたたみテーブルの上に乗せている。
設営完了しました。#MFTokyo2022 pic.twitter.com/ZErMsK1kV3
— 青木晃也 (@aoki_kouya) September 3, 2022
「固定砲台型射的ゲームHODAI」について、スコアデータを取っているのだが、2日間で177個のスコアが作成された。ゲーム中の時間を説明の時間に充てた方もいるので、スコアデータの数=遊んでくれた回数にはならないが、たくさんの回数、ゲームを遊んでいただけた。
ついでに本日の固定砲台型射的ゲームHODAIのスコアのヒストグラムも掲載。本日パーフェクト(12点)を記録した方はいませんでした。 pic.twitter.com/3lubvcdyEH
— 青木晃也 (@aoki_kouya) September 4, 2022
今回の展示に関して、振り返りを以下にまとめる。
今回の展示に関して良かったこと
- 致命的な故障は発生しなかった。
- 初日に通信部のソフト不具合でシステムの再起動が数回必要になった。
- 初日終盤にサーボ(SG90)が1個怪しい挙動になったが、初日終了後に予備と交換し解消した。
- 2日目終盤に砲台とLCDの接続が若干怪しくなったが、再起動で解消できた。
- 総じて長時間のメンテナンスが必要になる事態は起きなかった。
- 説明動画を作成することで説明の時間を一部省けた。
- モニターで説明動画を流すことで、結構な人が目を通してくれた。
今回の展示に関して良くなかったこと
- 展示の詳細説明サイトを作成したが、QRコードを読みこんでくれる方はほぼいなかった。
- 来場者の方に「QRコードを読みこんでもらう」というのは大分ハードルが高いらしかった。
- SShelfの方は体験するために「スマホを特定のSSIDにつなぐ」必要があるのだが、こちらもかなりハードルが高かったと思う。
- 「体験できるものかどうか」が一目で分かるような展示になっていなかった。
- 一応「遊べる」というのが今回の展示の特徴の1つではあるのだが、その特徴が一目では分かりずらい展示になっていたと思う。
- 2日目は"遊べます"というポップを置いたことで、若干来場者の方の反応が良くなった(気がする)。
- ルール説明が大変だった。
- 出来るだけシステムの自動化はしているのだが、細かいルール説明は人力になるので、そこの労力が必要になった。
- 荷物が多かった。
- ワンオペなのに無茶した。
- けど一応やり切れたので多少の自信にはなった。
他の方の展示のレポート
事前に気になっていた展示を絞り込んで、2日目午前の間に見学した。展示レポートを以下にまとめる。
OUCHI Laboratoryさんが展示されていた"ARレンズを作りたかった"モノ。
— 青木晃也 (@aoki_kouya) September 4, 2022
45度の角度でミラーを複数配置して小型プロジェクターからの映像を視界に重ね合わせるようです。
部品は3Dプリンターを使って作成しているそうですが、発想力が凄い…。#MFTokyo2022 pic.twitter.com/lTQpY0ZbhD
Nii@iroiromake(@neet2121)さんの展示。
— 青木晃也 (@aoki_kouya) September 4, 2022
パワードスーツからコンパクトなおもちゃまで、扱う範囲がめちゃくちゃ幅広く、かつクオリティが高いです。#MFTokyo2022 pic.twitter.com/inDXpEh5jK
たくぽん(@takupon009)さんの展示。
— 青木晃也 (@aoki_kouya) September 4, 2022
パドルに用いた機構は"回転方向と移動方法が同じ"、"直線の移動速度が等速に近い"形になるように構成を検討したそうです。
構成1つ1つにこだわりを感じられた作品でした。#MFTokyo2022 pic.twitter.com/8MFQaBr8Yl
しらすサラダ(@vamrss)さんの展示。
— 青木晃也 (@aoki_kouya) September 4, 2022
アクリル板と光源に距離を持たせることで光がきれいに拡散される作品。アクリル板を支える脚もレーザーカッタ―を使って作成しているそうで、細かいところにもきれいに見せるための工夫がされていました。#MFTokyo2022 pic.twitter.com/3uLJ8dwyvV
今後について
他の方の展示を見て、大分刺激になった。他の方の展示を見ると、自分の展示の足りない部分が色々見えてくる。
今後作るものについては、LTEを使った作品を作ってみたいと考えている。インターネットを利用するものを作る場合、どうしても「Wi-Fiにつなぐ」という工程が課題になる。LTEでそこらへんの煩わしさを解消できないか調べたい。
ただ、しばらくはWeb周りの技術と英語の勉強に重きを置きたいと思っている。モノづくりの活動は若干スローペースになると思う。